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LLP(有限責任事業組合)とは
LLP(有限責任事業組合)は今まで日本に無かった新しい組織形態です。
LLPは、「有限責任事業組合契約に関する法律」(LLP法)に規定され、出資者の呼び方を「組合員」と呼びます。
LLPの組織は組合である為に、法人格を有しません。
今までの日本の会社組織は主に、株式会社、有限会社、合名会社、合資会社の4種類の組織が活用されていました。
この中でも一番多く活用されていたのは株式会社と有限会社で、合名会社・合資会社の割合はごくわずかです。
何故、合名会社や合資会社の設立が少なかったのでしょうか?
それは出資者の責任が無限責任と言う非常に重い責任を負わされているからなのです。
会社が対外的に賠償責任もしくは債務の弁済責任を負った場合の責任の重さが、株式会社・有限会社の出資者は有限責任なのに対して、合名会社・合資会社の出資者の責任は無限責任ですので、私財を投げ打ってでも責任を負う場合がありました。
その弊害を解決したLLPは損失の責任は、組合員の出資額が限度となります。
税金面でLLPの損失は、組合員が別事業であげた利益と合算することが出来、税額を少なくすることが可能となります。
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